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ショックリーダーの必要性について ~ビギナー脱却の壁~

投稿日:2017年8月2日 更新日:

【ショックリーダーとは】

ショックリーダーは海でのルアーフィッシングを始めると、最も最初に出てくる”なんで?”だと思います。
なぜならブラックバスやトラウトのルアーフィッシングではメインラインの先にリーダーを取り付けたりしないからです。
そこで「なんでリーダーが必要だと思います?」という問いかけをすると「魚の引きのショックを吸収するため!」と言われることが多く驚きました。
確かに少しは伸縮があるかもしれませんが、基本的にはその役割はロッドやドラグが行うものなので、ラインが伸び縮みをして吸収するなんてほとんど期待できません。
なぜ必要なのかをしっかりと理解して魚が捕れる準備に役立てましょう。

【PEラインとショックリーダー】

海のルアーフィッシングはほとんどの場合、PEラインでの釣りとなります。海は潮流や深度が湖や川とは大きく異なり、できるだけ細いラインを使わなければ釣りが成立しないからです。
~PEラインの利点と欠点~
PEラインは低伸縮のため感度が高く、また細いが強いラインを使うことができます。釣りも今まで手の届きにくかった深度にルアーを送り込みやすく、また劇的な感度UPが新たなジャンルや釣法に大きく貢献しました。ただ、径の細いPEラインは「引っ張り強度」は強くとも「擦れ」「キズ」には極端に弱くなります。つまりPEラインをルアーと直結した場合、ヒットした魚の歯や顔付近に擦れただけで、あっさりラインブレイクとなるわけです。
ならば、太いメインラインを巻いたらいいかと言えば、そう簡単に解決はせず、太いナイロンラインやフロロカーボンラインは感度が下がり、リールに巻けるライン量も減り、キャストは飛ばず、潮流には流されやすくなってしまうという大きな欠点が山積することになります。
そこでショックリーダーの登場となるわけです。
『細いPEラインの長所を残しつつ、魚との接点で傷つきやすい範囲を太めのリーダーで受け止める』
これがリーダーを使う最大の理由です。
このラインシステムが完璧に組むことができれば、キャッチできる魚は格段に増えます!

【ラインシステムについて】

先ほどまでの話で、リーダーはPEラインに不可欠であるということが理解できたと思います。
ただ、このラインシステムにも難点はあります。
細いPEラインと太いリーダーを結束する場合、その結び目から切れる場合はライン径の問題で必ず細いPE側が切れることになります。
結束部分で弱いところができてしまうというのはライン全体が弱くなったとの同じことなので、この結束部をライン強度を保ったまま結ぶ必要性があります。
それが、『摩擦系のノット』です。

【摩擦系ノット】

摩擦系ノットの代表は『FGノット』です。そのほかにもPRノットやMIDノットなどありますが、リーダーを結ばずノットを小さくできるFGノットがキャスティングからジギングまで、また大物から小物までどんな釣りにも使えて便利です。このノットができればほとんどすべての釣りに活用でき、リーダーを最大限に活かして魚と渡り合えます。

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