ボート整備

【ボート整備備忘録⑮バイパススクリュ編】

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アイドリング不安定のため自分で整備を進めていっています。備忘録とともに誰かの参考になればという思いで書いておりますのでご参考になれば幸いです。

IACバルブ・・・まだ到着していません。

一番怪しい吸気系なので、本命ではあるのですが専門家の方から「バイパススクリュ」を清掃して調整してみてはどうだろうか?と天の声。

できることはすべてやる。絶対直すと決めているので、もちろんやります。

【バイパススクリュとは】

バイパススクリュとはこの部品↓

黒いのがグロメットです。
グロメットを外すとプラスドライバーで外せるネジが(プラスチック製なので壊さないように。)

スロットルバルブの上部についているグロメット(簡単に言うとカバー)を外すとプラスドライバーで外せるネジが出てきます。

このバイパススクリュはアイドリング時の空気の流入を調整する部分で、長年の使用でブローバイガス(簡単に言うと排ガスですね)によって汚れたり詰まったりするとのこと。

また清掃するだけではなく調整も必要ということで、調整するための資料もくださいました。(本当にありがとうございます。)

【バイパススクリュの取り外し】

エンジンを掛ける前にまずは清掃です。

反時計回りに回して取り外します。取り外しに何回転かかったかも数えておき、清掃後いったん元の状態に戻せるようにします。

真っ黒。外すときに少し欠けちゃいました・・・

取り外したネジです。
最後の取り外しがなかなか難しい。そしてプラスチックのネジなのでネジ頭、欠けてしまいました。なんで金属にしないんだろう?
清掃についてはキャブレタークリーナーなどを使って汚れを落とします。

ここまできれいになりました!

また、ネジが入っていたネジ穴についも綿棒などで掃除を行います。

【エンジン始動後、バイパススクリュ調整】

ここからはアイドリングの調整です。

調整のためにいただいた資料を基に、調整をしていきます。

結局アイドリング値を700程度まで下げてみると、やはり振動発生。

ただ、IACバルブの吸気口であるホースの吸気状態を調べてみると、全く吸気がされていない状態。

つまりIACバルブは稼働しておらず、アイドリングに入ると、吸気ルートが確保できていないのではないかという疑いが強くなりました。

あとはスロットルバルブが汚れているので、隙間が無い状態で、吸気がしにくいという問題。

まあ吸気ルートが確保出来たらエンジン回転数が上がってしまうのですが、それはコンピュータがうまく制御してくれると期待してって感じです。

部品早く届かないかなあ。

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