アイドリング不安定により船外機整備を続行中です。
本来ならIACバルブを新品に取り換えてと考えていましたが、部品がまだ届かないので、バラし方を学ぶと同時に清掃してみることにしました。
【IACバルブとは】
IACバルブ:アイドルエアコントロールバルブのことで、アイドリング時の吸気をつかさどるバルブ。
インジェクション式になってからコンピュータによるアイドリングコントロールとなったためキャブレター式のようにアイドリング回転数を物理的に制御していません。
パーツリストから行くとこの部品↓
品番:18137-77E00 IACバルブ 18,700円
品番:18134-77E00 バルブガスケット 132円
結構小さい部品なのに2万円近くする値段に驚愕ですが、仕方ありません。
アイドリング時は赤い矢印で記したように空気がインテークマニホールドに流れてアイドリングの吸気量を管理します。
整備の専門家にお聞きしたところアイドリング時はスロットルバルブも全閉になるわけではなくある程度の空気の流入はあるそうで、汚れで隙間が狭くなっている可能性もあるので、この部品の清掃も重要だなと感じました。
ただ、今回はひとまずIACに目標を定めで修理を行います。
まず、前面にあるサイレンサー部分を取り外します。こちらも3本のボルトで止まっていますので、比較的簡単に取り外せます。
一番下にあるボルトは狭いので工具は短め、小さめが便利です。
IACバルブは2本のボルトで止まっていますのでこちらも簡単に外れます。
外してみると2つ穴が開いているだけ。キャブクリーナーなどを少し付けた布で穴を掃除したりします。
またIACバルブについても掃除しますが、中のばね?が伸び切っているような感じ。新しいものに交換が基本かなと思います。(写真撮り忘れました。)
また、スロットルバルブの清掃についても実施し、組みなおしてエンジンを掛けます。
エンジンの音はかなり静かになったような気がしますが、残念ながら振動は変わらずでした。
まあIACバルブを交換していないので、根本的には解決できていないのかと思います。交換してからのレビューをしばらくお待ちください。
そしてこの時点で専門家の方から「バイパススクリュ」を疑ってみてはどうか?というアドバスをいただきましたので、次回はスロットルバルブとバイパススクリュを中心に整備したいと思います!