事故と隣り合わせの意識は重要!
ボートに乗るようになっていつも思うことがありますが、トリプルフックを付けたルアーをぶん投げて釣りをしているかぎり、
他人を釣ってしまう事故と隣り合わせであることをいつも意識しなければならないと思っています。
特にボートは釣り座を広く確保することができず、キャストの際は常に安全を意識しなければなりません。
しかし、釣り始めてしばらくすると、その意識も徐々に希薄になっていきます。
そして初心者の人は、キャストがうまくいき始めると「もっと遠くに投げたい!」という願望から、大振りになったり後ろを確認する手間を省いてしまったりして、見ていてヒヤヒヤします。
そう。自分が怪我を負うならまだしも、他人を怪我させてしまってから後悔しても始まりません!
前日から眠れないほどワクワクしていたはずが、帰りには悲劇になることもあるのです。
まずは自己防衛から!
釣りを始める前に、まず確認していただきたいのは、釣り道具ではなく「安全に対しての自己防衛策が徹底されているかどうか」です。
自己防衛グッズを優先順位の高い順に挙げると
- サングラスおよび眼鏡(目を守るため)
- ライフジャケット(落水時、命を守るため)
- 帽子(頭を守るため)
- フィッシュグリップ(魚の歯で怪我をしないため)
- ラジオペンチ(フックを外す際、怪我をしないため)
特にサングラスは目の保護のためには絶対着用をしていただきたいです。
仮に目以外の部分に針が刺さって怪我をしたとしても、傷が残る程度で回復が見込めますが、
目は視力低下や最悪の場合、失明など生涯にわたって影響を及ぼす可能性が高いです。
ですから自己防衛としてサングラスやメガネは絶対に着用をお願いしたいのです。
全員が自己防衛を行えば、たとえ事故があったとしても、最悪の事態は免れることができると思います。
この点はどんな状況でも必ず守ってください!
どれだけ注意しても怪我をさせることもある?
キャストについてはある程度、注意をしていればかなりの確率で事故は防げます。
しかし、魚がかかった状態で引き上げる際、水面でフックが外れてルアーが飛んでしまったらどうでしょう?
ロッドの反発で飛んでくる小さなものを、反射的にかわせる人は少ないでしょう。
またジギングで100g以上のジグが猛スピードで飛んできたとしたら・・・
鉛の弾丸を受けるのと変わらないくらいの傷を負うかもしれません。
そうした危険があることを考えると、いつ他人を怪我させてしまうかわからない状況だということです。
怪我をさせてしまった場合のリスク移転方法
怪我をさせないことが最善ではありますが、怪我をさせてしまった時のことも考えておく必要があると思います。
そこで頼りになるのが、「個人賠償責任保険」です。
この保険は日常生活やレジャーの際に他人を怪我させてしまった場合、
保険金が下り、怪我の治療や費用の賠償を行うことができるのです。
ただこの個人賠償責任保険は単体で加入することが難しく、その他の保険に加入した結果の特約となることが多いです。
【例】
- 自動車保険の特約として、個人賠償責任保険を付帯させる
- 火災保険の特約として、個人賠償責任保険を付帯させる
- 損害保険に加入して、個人賠償責任保険を付帯させる
- クレジットカードを作って、個人賠償責任保険に加入する
保険に加入している方は保険会社の方にご相談いただければ簡単に加入できると思います。
ただ、現在そうした保険加入が無いか、または保険料が150円/月を超えるようであれば以下のような方法もあります。
オススメ:JCB EITカードを作ってそのカードの特約保険に入る方法。
方法のひとつにJCB EITカードを作ることでカード保持者の特約として150円/月で保険に加入できます。
こんなことを書くと「なんだ、カードの宣伝か・・・」と思われるかもしれませんが、カードへの加入を宣伝しているわけではなく
保険に加入する意識を持った方への最善の選択肢提案ということです。
この方法、調べてみるとなかなか利点の多い方法だとわかりました。
注意)このカードはリボ払い専用なので、その点のみ注意が必要です。リボ払いにしてしまうと手数料が高くかかりますので、
保険の引き落とし金額以外は使用しないほうが賢明です。加入後、カードは死蔵(しまい込んでおくこと)にしておけば問題ありません。
JCBカードのトッピング保険「日常生活賠償プラン」の詳細
「日常生活賠償プラン」は釣りのシーンで具体的にどんなことに対応できるか?
ここで直接JCBトッピング保険のコールセンターに電話して例を聞いてみました。
Q1:釣りをしている最中に同乗の乗船者にあやまって針が引っかかり病院での治療が必要になった場合の補償は?。
A1:病院で掛かった医療費が保険対象となります。(最大1億円までの賠償が可能)
Q2:釣りをしている最中に同乗の乗船者の釣竿をあやまって引っ掛けて折ってしまった場合の補償は?。
A2:再調達価格(壊れたものを、今新品で買ったらいくらか?)の賠償金が保険対象となります。(最大1億円までの賠償が可能)
Q3:釣りをしている最中に同乗の乗船者にぶつかり、同乗者が落水して死亡した場合の補償は?。。
A3:死亡事故は交通事故のみ対象で今回のケースは保障対象となりません。
【補償内容】
項目 | 補償金額 |
個人賠償責任 | 1億円 |
死亡事故・後遺障害 | 100万円 |
1つの事故・トラブルにつき、最高1億円まで補償されます。裁判沙汰になった場合でも控訴費用はこの個人賠償の1億円の中から補償されます。
個人賠償責任保険の多くは、中古品の破損に関して「時価(同等の物を購入する金額から経年や使用による消耗分を差し引いた現在の物の価値)」で支払われる事が標準的ですが、JCBカードのトッピング保険の場合は、「新品当時と同じ額を補償したり、再調達価額の支払いが可能」な個人賠償責任保険です。※示談交渉サービスの利用が必須
また、保険の特約加入の場合、メインの保険を解約してしまうと、当然、特約の保険にも加入できなくなるので、保険をかけ替えたりする可能性がある場合はクレジットカードのトッピング保険のほうが永続的に加入することができるので、釣りの保険として切り分けて考えてしまうのも良いのかもしれません。
示談交渉サービスとは
JCBトッピング保険の個人賠償責任プランは、示談交渉サービスが付いてます。
いざというときは専任の担当者が被害者と示談書の取り交わしや示談金交渉を行ってくれます。
JCB EITカードはどうやって作ることができる?
トッピング保険に加入でき、入会費・年会費永年無料のクレジットカードは、JCB EITカードがお勧めです。
JCBカードを持っている人も多いと思いますが、トッピング保険に加入できるのは、カード番号の最初の3桁が354・355ではじまるJCBカードを持っている場合だけだそうです。
そして年会費がかかるカードを作ってしまうと、せっかくの割安保険料が全くの無駄になってしまうのでここは重要点です。
加入方法は以下から
年間1800円で最大1億円までの賠償が可能で、カード作成から保険の申し込みまですべてWEBにてできるので手軽です。
事故が起こった場合の連絡先(重要)
事故サポートセンター 0120-919-393
受付時間/24時間・365日
携行品保険を付けることも可能!
釣りをしている最中に、うっかり自分のロッドを破損してしまうことも多々あります。
何万円もするロッドがポキリ・・・なんてことになった場合、携行品保険での対応が可能です。(免責額3000円、限度額30万円まで)
こちらは240円/月となっているので、個人賠償責任保険と同時加入なら390円/月、4,680円/年でボートフィッシングのトラブルに備えることができると思います。
ボートフィッシングを安心して楽しみたい方の必要保険として、怪我や事故、トラブルが発生する前に、こちらも是非ご検討ください。