日々考察

天候の推移予測と風力への影響~天気の知識はボートフィッシングの重要なファクター~

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今回のログでは博多湾および玄界灘の天候についての基本的な考え方、知識体系を掲載しておきたいと思います。(間違っているかもしれませんが地域性と経験値を合わせた情報として捉えてください。情報が予測を保証するものではありません。)

~前提としての知識~

地球規模からみた、日本全体の基本的な位置づけは、偏西風(一年を通して西から吹く風)が吹きやすくまた日本海側は海から天候変化(天候悪化)が起こることが多い地域です。(台風などの例外を除く)

逆に南からの風は赤道近くの高気圧から吹く暖かい風が多く、晴天+気温上昇となります。

中学校の理科ではこの程度のことまでしか教えませんが、ここからはよりピンポイントでの天候予測の考え方を書いてみたいと思います。

~博多湾および玄界灘における天候変化について~

博多湾は、その構造的に北西に開放的になっていますので、北西および西からの天候変化が非常に影響を受けやすいです。

風の影響を受けやすい方角は、西→北→東→南の順で、東や南は陸側から吹くこともあり、波高については高くならずボートフィッシングにおいてもあまり問題ないことが多いです。

逆に西、北からの風は海側から吹き付ける風になるので、気温が下がりやすく、また波高にも大きく影響し波が高くなり釣りになりません。

上記の理由から同じ風力が吹いたとしても、西からと東からは海上の環境に大きな差が出やすいので、注意が必要です。

~気圧配置と等圧線の考え方~

また、気圧配置、等圧線についても重要です。該当の海域で等圧線が込み合うと、高気圧側から低気圧側に向けての風力が増します。

高気圧と低気圧は文字通り、気圧差(高低差と考えてもよい)なので気圧が高い方から低い方向に空気が流れ風が吹きます。

ですから高気圧、低気圧の位置を見ればどちらに風が吹くかは一目瞭然です。

また等圧線は気圧間の高低差の表れなので密集するほど坂が激しくなり風が増します。逆に等圧線の間が緩慢になれば緩やかな変化となり風はほとんど吹きません。

(等圧線が込み合っているので強い風が吹く:東北あたりは波高が上がる)

(等圧線がゆるやかに空いているので風が吹かない:西日本は晴天で風が弱い)

天候の変化は気圧配置と等圧線の込み具合が非常に重要なので、頭上の天気だけに着目せず、周囲の気圧配置も気にかけるようにしましょう。

また現状の気圧配置から西側がどういう配置になっているかを確認すると以下のような傾向で次の天気を予測することができます。

  1. 高気圧が張り出してくるタイミングに入れば天気はのちのち回復傾向。
  2. 高気圧が通り過ぎようとしていて、低気圧が近づいてくるタイミングは風力は増す傾向(東風が多い)
  3. 低気圧が通り過ぎ高気圧が近づいてくる場合、2つの気圧差が大きい場合は等圧線が込み合い風力が増す(西風が多く荒れ模様)

海上では自分が今、どの位置にいて、今後の天気がどうなるかを予測できることも重要な知識と技術であると思います。事故を防ぐ大切な要素としてしっかり理解しましょう。

また海上保安庁が提供している、各灯台での風力測定と気圧数値をリアルタイムで見ることができるMICSは必ずスマホで確認しながら悪天候になる前に帰港することが鉄則です。https://www6.kaiho.mlit.go.jp/micsgis/sp/index.html

知識が命を助けることもありますのでどなたかの一助となれば幸いです。

※豆知識
台風は低気圧の塊なので、中心に向かって360度から風が吹き付けるため渦を巻くように周りの空気を引き寄せ、渦を巻く暴風となります。渦は必ず反時計回りとなります。(コリオリの力)これは北半球の特性で地球の自転と関係しています。ちなみに自然界の渦巻きも北半球は反時計回りです。
逆に南半球は時計回りに回ります。オーストラリアや南米に行く機会があればお風呂の栓を抜いたしりして確認してみると面白いでしょう。

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